ヨーロッパで流行中のお酒2 知ってる感出せる飲み物 海外旅行/海外赴任/留学/駐在
バルではビール、ワインその他お酒ならほとんど何でも飲めますが、
最近マドリードで流行っている飲み物をもう1つご紹介します。
それが、
と間違えそうになりますが、
して作られた飲み物です。
（注釈 ベルガモットは柑橘類の一種）
有名な銘柄として、
イタリアの「チンザノ(Cinzano)」や、
同じくイタリアの「Martini(マルティーニ)」があります。
実は私も、これまでほとんど(というか全く)飲んだことがなく、
という以上のイメージはありませんでした。
でも10年近く前、「P〇n」という雑誌に
ベルモット特集の記事が載っており、
イタリアでは夕方のことを
『ベルモットの時間』と呼ぶ
なんて書いてあるのを見て、
そこはかとないあこがれを感じたものです(笑)。
そして時は経て現在のマドリード。
実は今年3月にスペインに来た時、
観光名所の「サン・ミゲル市場」の一角に
ベルモットを出すバーができており、
そこで人生初のベルモットに遭遇したのです。
その後調べてみると、
スペインではしばらく前からベルモットがブームで、
イタリアなどの輸入ものだけではなく、
国産のベルモットも盛んに作られるようになったとのこと。
その話通り、現在マドリードのバルでは、どこでもベルモットを置いています。
もともとは白ワインベースらしいですが、
スペインでベルモットを頼むと
赤ワインベースのものが出てくることが多いですね。
お酒の品ぞろえのいいバルなら赤か白かだけではなく、
ブドウの品種別に複数の種類を取り揃えているので、
飲み比べても面白いかも。
私のよく行くバルでは樽出しベルモットなんていうものもあります。
スペインではベルモットと頼むと、
氷を入れたグラス(ロックグラスの場合もあるし、ロンググラスの場合も)に注がれ、
レモンかオレンジを添えたオンザロックで供される場合がほとんどです。
上に書いた行きつけのバルではさらにそこに、
ピンに刺したオリーブまで浮かべてある…ほとんどカクテルですね。
その味わいは甘いながらも、
ハーブの芳香とほのかな苦みも含む、実に複雑かつ深みのあるもの。
食事と合わせることはほとんどないようなので、
食前か食後に単体で飲むのがおすすめです。
夕食前のリラックスタイムに、そして食事が終わって
お腹いっぱいだけどもう一杯だけ飲みたいな、
という時に、ベルモットはいかがですか？
追記
最近はスーパーでもベルモットが売っています
(1本5ユーロくらい)。
私が試した中では、シェリーワインで有名なヘレス産の
芳醇な香りが口いっぱいに広がって
とてもおいしかったです。
できれば氷とレモンを添えたいので、
旅行中にホテルで楽しむにはちょっとハードルが高いですが、
機会があればお試しください！
written by Ch@n-sho
（世界中を酒飲みたい!! だけで巡るフェミニンな大酒呑み。
現在はヨーロッパ中の洋服を集めることに夢中）
