スペイン 飲酒文化のあれこれ 海外旅行/海外赴任/留学/駐在
飲酒文化あれこれ
これだけ見ると、
一部の特殊な光景だけを
切り取っているように
思われるかもしれません。
しかし、これらは都会も
田舎も含め、
スペインの至る所で、
毎日見られる光景です。
上に出てくる人たちも、
普通に働き、勉強し、
生活している人々です。
日本で同じことをしていると、
確実に白い眼で見られますね
(日本でお昼から堂々と
飲めるのは、
旅行に行く時の新幹線
くらいでしょうか)。
ただ、面白い違いもあります。
路上飲酒はダメ!
これだけお酒に寛容な
スペインですが、
スーパーなどで買った
缶ビールなどを路上で
飲むのはNGです
(昼はもちろん夜も)。
これをやると、
それこそ白い眼で
見られてしまいますし、
時々そういう行為をしている人は、
ちょっと近寄らない方がいいですね。
日本では、(特に夜)
コンビニで買った
缶ビール・缶チューハイを
路上で飲んでも
そこまで変には見られませんが、
スペインではやめましょう。
逆に外国人にしてみると、
24時間お酒が買え、
それを路上で飲める
日本は最高!と見えるようです
(どっちもどっちと
いう気がしますが…)
子供がお酒を飲んでいる⁉
先ほど大学の話を書きましたが、
スペインでは特に週末、
明らかに子供だろ?という
若い男女がビールなどを飲んでいます。
スペインではお酒(とタバコ)は
18歳からOK。
ただ、スペインのティーンは
日本の子たちよりも
大人っぽく見えるので、
我々から見て明らかに
18歳未満の子たちは、
実際は15歳くらいである
可能性が高いでしょう。
余談ですが、
お酒を買えない年齢の子供が、
たまに
「代わりにお酒を買ってくれ」と
頼んでくることがあるそうです
(筆者は未経験)。
大らかな目で
「ほどほどにしときなよ」と
受け入れてもいいですが、
お金のやり取りも関わるので、
やんわりと断る方が無難でしょう。
※日本でのその昔は中学生くらいで
隠れて飲酒&喫煙が当たり前だった
時代がありました。
大らかな時代でしたね(遠い目)
昼間からワインをガブガブは本当か?
フランス、ポルトガルと
いうスペインの隣国も
訪問した経験のある私は、
どこでもスペインのように
昼間から楽しく
お酒を飲んでいる、と
思っていました。
実際、フランスでも
現地の人がランチに合わせて
ワインを飲んでいる光景も見ました。
しかし、その飲んでいる量と、
1日を通してどのくらい飲んでいるか、
というのを合わせると、
スペイン人の飲酒量は
突出しています(笑)。
スペインと同様陽気の
いいポルトガルでも、
テラスでビールを飲んでいるのは
どう見ても外国人観光客のみ。
気になって試しに
「1人当たりのアルコール
消費量ランキング」を
調べてみたところ、
スペインはフランスや
ポルトガルより
はるかに低い順位と
なっています。
世界のアルコール消費量 国別ランキング・推移(WHO) – Global Note
しかし、実体験からすると
このランクは
全くあてになりません(笑)。
このランキングは酒税なども
加味しているので、
その辺りでギャップが
出ているのかも…?
あと、昼間からワインの
イメージの代表国である
イタリアの実態はどうなのか、
ぜひ調査したいと思います。
お酒が安い!
バルでビールを飲む時の
値段は以前も紹介した通り、
だいたい
生ビール1杯で2~2.5ユーロ
(つまみ付き)。
ところが最近行ったパリでは、
ハッピーアワーでも生ビールが
5ユーロもしたのです!
(量は多かったですが)。
またスーパーで
売っているビールも、
スペインでは
有名メーカーの
ロング缶(500ミリ)で
だいたい0.8ユーロくらい、
スーパーより割高な
街の雑貨店などでも、
1.5ユーロくらいです。
それに対しフランスでは、
一番安くても2ユーロ以上しました。
私は思わず、
「ここ、高い輸入ビールの
コーナーじゃないの?」と
思いましたが
そんなことはありませんでした。
これはおそらく、
酒税なども関係していると
思います。
ワインはもう少し価格差は縮まり、
またポルトガルもお酒は安いですが、
ともあれこの安さが
スペイン人のお酒好きに
拍車をかけていると言えそうです。
written by Ch@n-sho
(世界中を酒飲みたい!!
だけで巡るフェミニンな大酒呑み。
最近の悩みは日本から持参してきた
肝臓のサプリがなくなったこと)