スペイン語が話せない駐在記

成り行きでマドリード在住。日本語以外は話せません。時々リスボンにも出没。その他、欧州諸国では主にポケモンgoで友達を作っています。

ブカレスト旧市街の隊商宿でキャラバン気分と正教会巡り 海外旅行/海外赴任/留学/駐在/卒業旅行

https://www.travel.co.jp/guide/article/34905/

ブカレストは、20世紀初頭には

「バルカンの小パリ」と

呼ばれるほど美しい街並みを

誇っていましたが、

第二次世界大戦の戦火で多くが

焼けてしまいました。

しかしながら再開発された

旧市街地は、

古きブカレストの良さを

体感出来る魅力があります。

 

https://www.travel.co.jp/guide/article/34905/

 

前回の社会主義的な建造物と対照的に、

戦火とチャウシェスクによる

都市改造をギリギリで逸れた旧市街。

 

東欧の雰囲気が色濃く残り、

さまざまな文化の交流を感じられます。

このコントラストが

現在のブカレスト

面白みかもしれません。

 

 

 

 

 

maiqos.hatenablog.com

 

 

maiqos.hatenablog.com

 

 

 

隊商宿ハヌル・マヌク

Hanului Manuc

 

今回、絶対に行きたかったのが、

このハヌル・マヌク

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隊商宿とは、ペルシャ語

キャラバンサライ

商売のためにキャラバンで移動する人たちが宿泊し、

またその場所で商売をした

場所を指しています。

ハヌル・マヌクは、

19世紀初頭にアルメニア人の商人に

よって建てられたものなのです 

 

https://www.travel.co.jp/guide/article/34905/

 

遠くはイスタンブールなどから

キャラバン(隊商)として

やってきた人たちの宿。

ここで、交渉なども行われて

いたという立派な建物です。

 

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キャラバンのイメージ。

東洋と西洋が交差する場所って

ロマンがありますよね。

 

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今はレストランになっています。

 

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隊商宿の入り口

 

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かなり広くて大きな建物です。

 

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中庭には動物をつないで

おいたであろう、

広いスペースと井戸。

 

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予約していなかったので、

テラス席には座れませんでした。

外を見ながら食事をしたい方は要予約!

 

キャラバン気分でランチ

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半地下のようなワイン貯蔵庫

みたいな席に通されました。

この日はけっこう寒かったので、

逆に良かった!

 

トンネルのような貯蔵庫はかなり長く、

私はお手洗いに行ってから

軽く迷ってしまいました。

 

これもキャラバンの人たちのために、

食べ物などを多く溜めたり、

置いたりしていたんだと思うと

わくわくがとまりません!

 

さて、ランチ♪

 

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スープ

 

トルコ風と書いてあったので、

頼んだらなんだかすごいものが

でてきました(笑)。

 

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 中身はちょっとスパイシーな

ミネストローネみたいなお味。

周りのパンも美味しかった♪

 

 

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Sarmale

サルマーレ

 

ルーマニア風ロールキャベツ。

(ちなみにこれ、1人前です)

酢漬けのキャベツを使っているので、

ものすごくさっぱり。

 

ちょっと細長いつくりなので、

見た目よりパクパクいけます。

 

また食べたくなる味!!

普通のロールキャベツより好きかも。

具は肉とお米。

 

サルマーレの上の黄色い

アイスのようなものは

ママリガ

かつては「ルーマニアのパン」と

呼ばれていたルーマニア

主食だったもの。

トウモロコシを粉にして、

牛乳とバターで煮たもの。

 

お腹はいっぱいになるけど、

そんなにたくさん食べられる

ものじゃないかな…。

 

その他、美味しそうなデザートも

沢山あったのですが、夜に備えて我慢。

 

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ブカレストに行ったら

ぜひ立ち寄ることをおすすめします!

www.tripadvisor.jp

 

お店の公式HP 雰囲気が味わえます

http://www.hanumanucrestaurant.ro/ro

 

正教会を見学

おなかもいっぱいになったので、

再び散策。

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ブカレストには小さな教会が

沢山あります。

 

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壁に描かれた聖人たち

 

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カトリックの教会に慣れた私には、

とても新鮮に映りました。

 

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カトリックほど華美ではないのですが、荘厳な雰囲気が漂います。

 

ここで、写真を撮ったり

壁を眺めていると

1人のおばあさんがルーマニア語で話しかけてきました。

(もちろん、私は意味がわかりません)

 

そして、バナナやオレンジ、

手作りのケーキみたいなものを

どんどん手渡してくるのです

 

「え?え?」って感じで

かなり戸惑いました。

 

物売りの人なのか?

なにかお金を請求されるんじゃないか?

 

ルーマニア語の分かる友人に

訳してもらったところ

 

「ドイツでテロがあり、

そこにルーマニア人が巻き込まれた。

その人のために一緒に祈ってください」という意味でした。

 

その追悼が行われた後に

私たちが教会に行ったようで、

振舞われた供物を分けて

くださったんです。

 

自分の心が汚れていることを

すごく恥じました。

そして正教会の信者の方の

信心深さと心の広さに驚きました

 

どこから、どう見ても

アジア人で異教徒である私たちにも、

分け隔てなく接してくださる態度。

本当に心から尊敬します

(戴いた供物美味しく戴きました)

 

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写真撮影OKのところまでしか

撮っていません。

というか、敬虔な信者の方々の

お祈りの最中なので、

雰囲気にのまれました。

 

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こちらはルーマニア正教会の総本山。

 

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写真ピンボケですが、

いつも天井を見上げると

キリストがいます。

 

神様は見ている

という言葉が身にしみます。